-
様呼びはマナーではなく私たちのルールです2025年10月13日
医療と介護の京橋グループのブログです。
毎週、社員向け経営理念メルマガを書いて19年目です。
そのメルマガ転記です。朝のスタートは『笑顔』から。
職場の空気は、最初の一言、最初の表情で決まります。
現場も事務所も、必ず『笑顔』で朝礼をしてください。
そして、『笑顔と人の和』について話してください。
理念を言葉にすると、行動が変わります。様呼びはマナーではなく私たちのルールです
健診や介護の現場で、お客様をどう呼ぶでしょうか。
それは小さなことのようでいて、実はとても大切なことです。私たちは必ずお客様に『様』をつけてお呼びします。
これはルールです。それは「決まりだから言う」のではありません。
「様呼び」には、明確な理由があります。私たちの仕事は、人の身体や生活に関わる仕事です。
お客様は、健診なら少し緊張して来られます。
介護なら、生活の一部を預けてくださいます。
そんな相手に対して、フランクに「〇〇さん」と呼ぶのは、少し違います。
親しみよりも、「軽く扱われた」と感じてしまう方もいるのです。「様呼び」は、相手を敬うというより、
「あなたを大切に思っています」というメッセージです。「こちらが上、あちらが下」という立場ではなく、
「支える側」としての自覚を持つための言葉です。慣れてきたり、忙しくなると、つい口調が強くなる人がいます。
「次の方!」「早くして!」といった言葉が出やすくなります。
でも『様』をつけて呼ぶと、自然と声が柔らかくなります。自分の心も落ち着きます。
「様呼び」は、言葉づかいのブレーキでもあります。医療も介護も、信頼がすべての基本です。
信頼は技術や資格ではなく、日々の言葉の積み重ねで生まれます。
その最初の一歩が『様』です。だからこそ、これはマナーではなくルールなのです。
「様呼び」はお客様への敬意です。
同時に、私たち自身の姿勢を整えるための約束です。どんなに忙しくても、どんなに慣れても、
「〇〇様」とお呼びする。
それが、京橋グループの『プロとしての礼儀』です。私達京橋グループの経営理念『笑顔と人の和』。
その始まりは、たった一文字の『様』からです。