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笑顔2024年09月08日
江戸川区に本部がある京橋グループのブログです。
毎週、社員向け経営理念メルマガを書いて18年目です。そのメルマガ転記です。『笑顔』で、より良い何かを考えていきましょう。
難しい事ではありません。昨日よりちょっとよくすればいいのです。机の上に同じ色の紙を1枚おいても誰も気付きませんが、100枚重ねれば気付きます。
1000枚重ねれば誰でも気付くし、気付いて感動する人(ファンになる人)もいます。
アイデアを出し、小さな工夫を積み上げましょう。それがサービス業の生命線です。笑顔
私は二十歳の頃、てっとり早く稼げる土木業の学生バイトをしていました。
日比谷公園のテニスコート脇側溝とか、銀座地下駐車場の便所とか、急斜面の基礎とか。
その会社は差別化するために、狭くて機械が入れない場所専門の工事請負をしていました。
全て機械が使えない手作業なので、強烈にハードな職場でした。現場には職長と呼ばれるリーダーがいました。
リーダーの皆さんは、ガハハハと大きな声で笑う豪快なタイプの方が多かったです。
大して面白くない事でもガハハと大きな声で笑われると、周囲も引きずられて笑い出します。
私は、別に面白くもなかったので、ちょっとみんなから離れて愛想笑いだけをしていました。ある時期、現場が重なり、社長の息子さん(専務さん)が職長として来ていました。
とても熱心でマジメな方で、率先して黙々と作業をするタイプの人でした。
しかし、日に日にギスギスしていき、揉め事やケンカがよく起きるようになりました。
息子さんが会社に戻り、ガハハの職長さんと交代した時、職場がパッと明るくなりました。
強烈にハードな職場でしたが、ただ単にガハハ笑うだけで職場がパッと明るくなったのです。
ガハハハと大きな声で笑うので、みんなも引きずられて笑うようになりました。
不思議と揉め事やケンカも次第に起きなくなりました。
つまんない事でも大げさに笑うのには意味があるんだなぁ~と思ったことを憶えています。私がこの会社に入った時は、自分のことばかり考えケンカばかりしてる職人の集まりでした。
自分の仕事や自部門に少しでも不利になるようなことがあれば、全力で噛みつく。
噛みついてこない人は損をするので辞めていく。
「京橋学校は3年で卒業」と言っていた従業員もいました。
少しでも争いが収まればとの思いで作った最初の経営理念は『人の和こそ全て』です。
そして、私は率先して大きな声で笑うようにしました。お客様の満足度(CS)を上げるため、全社で『笑顔』に取り組み始めた時のことです。
『笑顔』『笑顔』『笑顔』と言い続けていたら、社内の争い事が減っていきました。
お客様のために取り組んだ『笑顔』が、実は自分たちのためにもなったのです。
『笑顔』はお客様のためだけでなく、自分たちのためにもなるのだ。
そう気付いた時、経営理念を『人の和こそ全て』から『笑顔と人の和』に変えました。社会に『笑顔』を増やすために、まずは自分の周囲を『笑顔』にしましょう。
あなたは、ただ笑うだけでいいのです。『笑顔』は伝染するのです。
素敵な『笑顔』は、最高の差別化となるのです。心は、表情によって動かされます。
悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのです。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのです。
厳しい時の誰かの『笑顔』は、皆の救いとなります。私達の中心は『笑顔』です。私達京橋グループの経営理念は『笑顔と人の和』です。